InDesignを使っている方の多くはデザイナーでしょう。その中にはプログラムを作成する事に無縁の人も多いはずです。プログラムが組めれば力技で時間をかけてやっていた仕事も自動的にできてしまうと分かっていても、プログラムはさっぱり分からない人が多いのではないかと思います。
また、プログラムを勉強しているだけの時間的余裕(資金的余裕)も少ないかもしれません。プログラムと一言で言っても非常に簡単なものから複雑なものまであります。場合によってはプログラムでは実現不可能なものもあります。慣れないうちは、やろうとしていることが可能かどうかすら分からず、そのまま挫折してしまうこともあります。
現実的な話になってしまいますが、プログラムでやる前に手作業でやっても時間がかからないものならば、手作業で行うのが良いでしょう。次にまわりに手伝ってくれる人がいるならば仲間に応援を求めましょう。それでも駄目な場合にはプラグインを探しましょう。数は少ないのですがInDesign用でも、いくつかプラグイン (InDesign プラグイン一覧)が出ていますし、作成を請け負ってくれる会社もあります。
プラグインがない場合にはAdobe Add-onsのサイトを調べましょう。
Adobe Add-ons
いろいろな人が作成したスクリプトなどが用意されています。探せば運良く見つかるかもしれません。
それでも駄目な場合で、予算が許すならばプログラムを作成してくれる会社があるので依頼してみましょう。
やり方によってはプラグインなども必要とせずにプログラムも不要で、標準機能+アイデアで可能だったということもあります。DTP関係のサイトにある掲示板などを利用してみましょう。誰かが良い回答をしてくれるかもしれません。mixi、Facebook、Twitter、DTP駆け込み寺などのコミュニティで聞いてみるという方法もあります。
以上の事を行っても駄目だった場合には、このサイトにあるInDesignを駆動するJavaScriptのサンプルを参考にして目的のプログラムを作成しましょう。また、自分が作成できなくてもJavaScriptは世界中で多く利用されているスクリプト言語なのでWebサイトを作成したことがある人の中には分かる人がいるかもしれません。そのような人に応援を求めるのも良いでしょう。
InDesignでやりたい事をやるにはプログラムを作成するしかない、という場合には先に読み進んで下さい。何時間もかかっていた事が、あっさりと短時間で自動的にできてしまうかもしれません。