InDesign CS6自動化作戦 (InDesign CS6 Automation Operation)

■Adobe製品でのJavaScript


 Adobe Systemsの製品のいくつかはJavaScriptによってアプリケーションが制御できるようになっています。2008年12月現在発売されている製品の中では以下のアプリケーションが対応しています。

・Photoshop CS〜CS6
・Illustrator CS〜CS6
・InDesign CS〜CS6
・AfterEffects 6.5/7.0/CS3〜CS6
・Acrobat (Adobe Reader)
・Bridge 1.0/CS3〜CS6
・Media Encoder CS5/CS6
・Encore CS4〜CS6
・Soundbooth CS3〜CS5
・Dreamweaver
・Flash
・Fireworks 3〜CS5

 これらに関しては、それぞれAdobe SystemsからリファレンスやスクリプティングガイドがCD-ROM等に収録されているので、そちらを参照してください(InDesignなど一部の製品にはマニュアルは含まれていません)。
 Adobe製品なので全ての製品で同じスクリプトが動作しそうなものですが、残念ながらそのようにはなっていません。上記の製品グループで動作するスクリプトを分けると以下のようになります。

【第一グループ】
・Photoshop CS〜CS6
・Illustrator CS〜CS6
・InDesign CS〜CS6
・AfterEffects 6.5/7.0/CS3〜CS6
・Bridge 1.0/CS3〜CS6
・Media Encoder CS5/CS6
・Soundbooth CS3〜CS5
・Encore CS4〜CS6

【第二グループ】
・Dreamweaver
・Flash
・Fireworks 3〜CS6

【第三グループ】
・Acrobat (Adobe Reader)

第一グループと第二グループでは、グループ内のソフトでは、ほぼ同じスクリプトを動作させることができます。ある程度の互換性が保たれています。
第三グループは、それぞれのアプリケーションがバラバラに実装しているため、他のアプリケーションとは互換性がありません。
Acrobatは、JavaScriptをPDF書類に埋め込むため、もっとも汎用性がなく流用も難しくなっています。


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